おまけのおまけ

「敬太とバイト、嬉しいな」
俺のバイトが決まった日、ナルはとっても機嫌が良くて、バイトが終わった後で俺を自分の部屋に招待してくれた。
ナルのオヤジとお袋は田舎に帰ってるとかで。
俺とナルは二人きり。
「敬太ぁ、」
「ん？」
部屋に入ってきたナルを見てびっくりした。
あの白いセーターと短パンをはいてきたからだ。
いや、さすがにウィッグと角はつけてなかったけど。
「借りてきたんだぁ」
「いいのか？？」
「いいの。同じのがもう一枚あって、クリーニングに出す間はそれ着るの」
結局、まだまだヒツジを着るらしい。
「ね。敬太、」
「なんだよ？」
「脱がせてみたい？」
ナルが俺の手をセーターに持っていった。
俺の手は無意識のうちに裾から滑り込んだ。
「ね、敬太……久しぶりだよね？」
ナルの子供っぽい声が。
急に色っぽく聞こえて。
「……そうだな」
指先に当たるピンクの突起が硬く立ち上がっていた。
「んん、敬太ぁ……」
そのままでも腹の見える白いセーターで身体をこすりつける。
ピチピチの革のショートパンツの中で、硬くなったものが苦しそうにしていた。
それを解放するためにジッパーに手を掛けたけど。
「敬太、早くぅ」
ねだられたら急に意地悪をしたくなった。
ナルの両手を一まとめにして掴んで、パンツは脱がさずに上から刺激を与える。
「や、敬太ぁ、意地悪するなら、させてあげないよ？」
口を尖らせるナルが可愛い。
「いいよ、じゃあ、帰ろうかな」
「え〜？ うそ？」
「嘘に決まってるだろ。」
子供っぽく膨れた頬とは対照的に、潤んだ目は色っぽかった。
「ナルだって、したいんだろ？」
「……うん」
でも、明日もバイトだから、ほどほどにしておかないと。
「敬太、今日、泊まってね？ 一人で寝るの、やだから。ね？」
ナルが思いっきり甘えてきて。
「いいよ。じゃあ、一緒に寝ような」
「敬太、大好き」
あまりにも可愛かったから、すぐ食った。


ふかふかの服は着せたまま。
ピチピチ短パンと下着は脱がせて。
膝上ソックスはつけたまま。
これからクリーニングなら汚しても構わない。
「敬太、見ちゃやだ」
腹から膝の間だけ丸見えの状態がどんなにヘンタイちっくかなんて、ナルにはぜんぜんわかんないだろうけど。
隠そうとするのも変にやらしくて。
乳首が見える位置までセーターをまくりあげた。
「ナル、やらしい」
「ああん、敬太ぁ、えっち…」
「挿れるから、脚、開いて」
指を一本押し込んだら、ギュギュッと締めつけられた。
それでも無理やり二本目を入れて。
「あ、あ、」
「なんだ？」
「ちょっと、だけ、痛い」
「少しガマンしろって。すぐによくなるから」
中で動かすと、また締めつけられた。
「……ほら、ココ」
指先がなんとか当たる位置にある。
ナルの弱点。
そこを攻められたら、ナルはまともに口も利けなくなる。
「ううん、ああ、敬太ぁ、指、」
「指がなんだ？」
「も、抜いて、」
そこまでは言われた通り。
「これでいいのか？」
「意地悪、しない、でよ」
ナルが自分から言うまで俺は動かない。
「敬太ぁ……ね？」
「それだけじゃダメだ」
ナルの手が俺の股間に伸びる。
もうガチガチに硬くなったそこを口に含んで上目遣いに俺を見る。
本当はフェラなんて好きじゃないくせに。
欲しい時はペロペロと一所懸命しゃぶってくれる。
達きそうになる直前までさせてから、ナルの髪を撫でる。
「いいよ、ナル。ご褒美やるから」
唾液でぬるぬるになった唇が嬉しそうにほころぶ。
子供の顔をしてるくせに。
俺よりエッチなんだから。
ナルを四つん這いにさせて。
入り口に押し当てた時、ナルのそこがぴくぴく動いてるのが濡れた先っぽに伝わって。
思わずそのまま達きそうになった。
ピンクのそこが本当にイヤらしく蠢いて、見てるだけでヤバイくらいだ。
「ナル、挿れるぞ？」
「……ん、」
自分の入り口に当たっているそれに、もっと押し付けるように尻を突き出す。
手を添えて、押し込んでいくと、ナルの身体がそれを押し戻そうとして抵抗した。
「あ、んん……ね…ぇ、敬太、前…より、大きくな…った？」
問い掛けと言うよりは喘ぎ声。
途切れ途切れで、掠れてて。
「……なってねーよ」
言いながら、俺のモノはまた肥大した。
そのままズズッと中に押し込む。
「でも、あ…あんっ……苦し…い、そこ、あ、」
ナルも苦しそうと言えば、苦しそうだけど。
「あ、は…っん、ああんっっ」
挿れられた状態でも身体がぴくぴく跳ねて、仰け反ったり、捩ったりするから。
そのたびに強く締めつけられて。
「ナル、もっと力抜いて。全部挿れてやんないぞ？」
「…う、ふっ、ん…」
もう、半泣きだけど。
痛いとか苦しいとかじゃない。
潤んだ目がイってしまってる。
「…あぁん、もっ…と、敬、太…奥、ね、もっと」
自分で腰を揺らしてその先をねだる。
その声もだんだん大きくなって。
親がいたら、完全に声が聞こえてただろう。
「ほら。ここがいいんだろ？」
「あ、ああん、そこっ……」
ナルの腰もっと大きく揺れて。
思いっきり深く差し込まれたモノがギュッと締めつけられた。
「……あっ…敬…太っ…っ！！」
タオル地のシーツにナルの可愛い先っぽから白い粘液が飛んだ。
ぴくぴく痙攣するナルの身体を感じながら、俺も思いっきりナルの中に出した。
「……う…ん、敬太ぁ……」
抱き寄せるとまた甘えた声で。
俺の名前を何度も呼ぶから。
めくりあげた白いセーターの胸元を吸って。
まだ尖ったままの乳首を柔らかく噛んで。
「んんっ、敬太、ダメ……」
ガマンできなくて、また勃ったモノをナルの中に挿れた。



そんなこんなで。
結局、計画していたことは一つもできなかったけど。
今までで一番おいしい冬休みになった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい